トレンドマイクロ社のセキュリティ対策ソフト「ウィルスバスター」は、有名どころなので知っているかたは多いと思います。ウィルス検出率も高いことから、ちまたの評価も上位クラスです。
このところウィルスよりもアドウェアやマルウェア、スパイウェア、 フィッシング、スパムメールなどの被害が急増しているため、ウィルス対策ソフトは単機能のウィルス検知だけだったものから、総合セキュリティソフトへ変化してきています。
それに伴って、セキュリティソフトのエンジン部分が巨大になり、セキュリティ・データベースの大きさも膨らんでいます。こうなると、CPUやメモリーの使用量が増えますので、セキュリティ対策ソフトのバージョンが上がるにつれ、パソコンのリソースを消費するようになります。
以前は快適に使えていたのに、最近動作が遅いと感じる場合、もしかしたら、ウィルスバスターのようなセキュリティ対策ソフトが原因だったということも考えられます。
WindowsXP販売当初(2003年)のパソコンのスペックは、現在の半分以下でした。PC/AT互換機のCPUがPentium4 2GHz、メモリーが256MByte程度だったように記憶してます。この程度に最新のセキュリティ対策ソフトをインストールすると、OS(Windows)とセキュリティ対策ソフトだけで、リソースが食いつぶされてしまい、他のソフトが動作する余力が無くなってしまいます。
最近バージョンアップしたウィルスバスター2008のセールストークは、ウィルスバスター2007に比べメモリー消費量が半分以下というものです。
ウィルスバスター2007は、メインメモリーが、256MByteのWindowsXPに入れたら、使い物にならなくなるというほどのメモリー食いソフトでした。
ウィルスバスター2008は、トレンドマイクロ社のホームページで宣伝してるような、「今までにない軽快な使い心地」になったのでしょうか?
IT工房にんにく庵で使用しているノートPC(Panasonic Let's note CF-Y4HW8AXR+ 512Mbyteメモリー)はウィルスバスター2007を使用しているので、簡単な性能比較をしてみました。
ウィルスバスター2008はメモリー使用量が半分以下になった!
性能比較は、ウィルスバスター2007がインストールされているとき、アンインストールしたとき、ウィルスバスター2008をインストールしたときの3パターンとしました。OSがアイドルのときのメモリー使用量とネットワークドライブからプログラムファイルをコピーしたときの時間を計測しました。
メモリー使用量の結果は、表のようにウィルスバスター2007から2008にすることで、半分以下になりました。
しかしながら、107.2Mbyteも実メモリー容量を消費するというのは、ヘビー級のアプリケーションですね。
| 未インストール | ウィルスバスター2007 | ウィルスバスター2008 | |
| 主記憶空き(MByte) |
617.9
|
352.2
|
510.7
|
| ウィルスバスター使用量(Mbyte) |
-
|
265.7
|
107.2
|
|
未インストール
|
ウィルスバスター2007
|
ウィルスバスター2008
|
※ 物理メモリー(主記憶)容量は、1024Mbyte。
| 未インストール | ウィルスバスター2007 | ウィルスバスター2008 | |
| 転送時間(秒) |
25.891
|
29.016
|
28.000
|
| 転送増加率(%) |
12.1
|
8.1
|
※ 転送時間の測定は、50個の実行形式ファイル(拡張子exe)を使用。転送量は、202,017,309Byte。
転送時間は、4%程度減少したので、若干動作も軽くなったと思われます。ただし、この程度ですと、体感速度は変わらないですね。
