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2008年02月09日  カテゴリー:ネットワーク, 故障・修理・トラブル・障害

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フルーツネットに接続できません

山梨CTAVが提供しているケーブルテレビ共用型のインターネット接続サービスがフルーツネットです。山梨県山梨市を営業エリアにしています。山梨県は、電波状況が悪くCATVの普及率が高いそうです。また、ADSLは、局舎までの距離が遠いため、使えないかたもかなりいらっしゃいます。FTTH(光)サービスは、まだまだ先です。かといってISDNじゃ最近のホームページは重くてイライラしてしまうような状況です。CATVのインターネット接続サービスは、地方にあって貴重なブロードバンド選択肢です。

WZR-AMPG300NH

WZR-AMPG300NH

お伺いしたお客さんは、フルーツネットのCATV共用型から、FTTHサービス(フルーツネットひかり)に乗り換えたそうです。古い無線LANアクセスポイント一体型ルータから、無線LAN Draft11n対応のルータ(バッファローWZR-AMPG300NH)を購入し、マニュアル通り設定したのですが、ネットに接続できないそうです。フルーツネットのサポートに電話対応してもらったそうですが、解決しないとのこと。

お伺いして聞いてみたところ、IPアドレスのpingまではOKで、FQDNでのpingが駄目だそうです。IPアドレスでのhttp接続も問題ありません。

ルータのステータスを確認したところ、WAN側は、プライベートIPアドレスやDNSサーバを自動取得できていました。

ルータ内蔵のping機能を使用したところ、やはりFQDN名でのpingがエラーになりました。LAN側に接続したパソコンからnslookupコマンドで名前解決すると、タイムアウトになってしまいます。

DNSサーバの障害?と思いましたが、1stDNS(IPアドレス172.30.10.1)と2ndDNS(IPアドレス210.134.92.20)ともに名前解決できませんでした。

古いルータを使うと、全く問題ありません。WZR-AMPG300NHのWAN側でDNSパケットを遮断しているのでないかと推測しました。出て行くパケットか戻ってきたパケットのどちらかが遮断されている可能性があります。

当日、ONUとルータ間のパケットをキャプチャする道具を持ってきていなかったため、この日は退散となりました。

バッファローのサポートにWebから質問してみましたが、「CATVでの確認はとれていて、個別のCATV会社まではサポートできない。」とのことでした。ま、予想通りの回答です。

後日あらためてお伺いし、原因追及しました。

結果的にONUとWZR-AMPG300NH間のネゴシエーションが1000BASE-Tで接続されるとDNSパケットがロスするようです。1000BASE-TのパケットをキャプチャするインテリジェントL2スイッチを持ち合わせていないため、パケットが出てるのかどうかまで確認できませんでした。

パケット解析構成

パケットをキャプチャするために、100BASE-TXタイプのインテリジェントL2スイッチをONUとWZR-AMPG300NHの間にかますと。正常に通信できます。

そこで、ONUとWZR-AMPG300NHの間にノンインテリジェントタイプのL2スイッチ(3,000円程度)をはさんで、強制的にスピードを100Mbpsにしました。

代替え構成

DNSパケットは、レイヤー4です(UDPパケット)。それが、レイヤー2で影響を受けるというのは、何とも不可解な障害でした。

 

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2008年02月19日  カテゴリー:故障・修理・トラブル・障害

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マザーボードのコンデンサがパンク

NECのVALUESTAR PC-VT5008Dが起動途中で固まったり、BIOSの画面まで出ないとのこと。知り合いに見てもらったところ、マザーボード上のコンデンサがパンクしているので、交換してほしいという依頼でした。

パンクしたコンデンサ

電解コンデンサの頭が膨らん
でます

プリントパターン

最近のは裸眼だとパターンが
細かくて・・・

交換した電解コンデンサ

お伺いして、マザーボード上の電解コンデンサを確認。確かにぷっくりと腫れていました。アイソレーションのため保守用の電源と交換しましたが、現象は変わりませんでした。やはり、マザーボード上の電解コンデンサがやられているようです。

持ち帰り修理とさせていただき、コンデンサを注文しました。470μF10v、1000μF10v、1500μF6.3vの3つです。電解コンデンサに囲まれるように、MOS-FETが配置されていました。この熱が原因でコンデンサの劣化を早めてしまったんでしょう。明らかに設計ミスです。

注文の翌々日に部品が届きましたので、マザーボードをケースから取り外して、交換しました。マザーボードは、取り外ししやすいようにスライド式になっていました。コンデンサは、1000μFのものが、元のものより太かったのできちんと収まりませんでした。

元に戻して、電源投入。見事復活しました。24時間エージング運転でも異常なしでしたので、納品。

メーカ修理ですと、下手すればマザーボード交換で数万円かかってしまいますが、IT工房にんにく庵でコンデンサの交換程度なら、部品代含め1万円でおつりが来ます。

交換した電解コンデンサ

 

ケースの分解

VALUESTAR_PC-VT5008Dは、スリムタイプのディスクトップPCです。メンテナビリティが良くできているのですが、ケースの建て付けが悪く、かなり力を入れないと外れません。
背面の「かんぬき」をスライドさせてDVDドライブの下の部分を押さえながら、思いっきりずらすと外れます。

 

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2008年02月24日  カテゴリー:故障・修理・トラブル・障害

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パソコンの電源が落ちてしまい使い物にならない

富士通 FMV DESKPOWER CE70K7 ディスクトップPCが起動直後電源が落ちるとのこと。

お伺いして現象を確認。確かに起動直後、モニタが節電モード(スタンバイ)に移行してしまいます。ただし、本体は電源が入っており、CPUファンも元気に回っています。
モニタが節電モードになること=電源が落ちると勘違いしてたようです。それにしても、本体の電源が入っているのに、モニタが節電モードになるというのは、変です。パソコン本体がフリーズしても、モニタに信号が出ていますので、モニタが節電モードに移行することはないのです。パソコン本体は、キーボード操作を受け付けなくなってしまっているようなので、フリーズしてるっぽいです。

本体を開けてみたところ、CPUファン周辺や、電源ファン周辺が綿埃で覆われていました。屋外にてエアーダスターできれいにしたところ、フリーズもしなくなり、快調です。

起動後、CHKDSKが走りましたので、再度/Fオプション付きで確認したところ、フェーズ4のところで固まってしまいました。どうやら頻繁にフリーズしていたために、ディスクのクラスタ障害になってしまったようです。ハードディスクのリカバリと最悪ハードディスクの交換をお勧めしておきました。

 

ヒートシンクが浮いていた

後日、やっぱりまだ、調子が悪いとのことで、HDDのリカバリ依頼がきました。現象を確認してみると、OS起動後しばらく使っていると、例のごとくモニターが省電力モードになります。持ち帰り修理にしました。

にんにく庵にて調べていると、本体に衝撃を加えると間違いなくフリーズします。どの部分が原因か探ると、CPU横のヒートシンクが浮いていました。ノースブリッジかサウスブリッジのLSI用ヒートシンクのようです。
ヒートシンクを取り外し、アルコールにて古い導電材を取り除き、シリコングリスを塗布しました。元のように取り付け、タッピングしても異常がないことを確認。
ハードディスクのリカバリを実施して、納品しました。

数週間後、電話にて調子をお伺いしたところ、良好とのことでした。

綿ぼこりが積もって、CPU周辺が高温になったために、隣のLSI用ヒートシンクの接着が剥がれてしまったんだと思います。この機種は、CPUファンのエアフローが内向きになっていました。外から吸い込んだものをエアーフィルターも通さず直接CPU用ヒートシンクに当ててますので、ホコリが付きやすい構造です。
私がディスクトップをカスタムメイドで作るときは、ケース正面にファンを取り付けて、エアフィルタ経由できょう体内に空気を送り込み、CPUファンで空気を外へ逃がすように作ります。
スリムPCは、熱設計や粉塵対策が難しいですが、もう少し設計段階で考えてもらいたいものです。

 

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