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2009年03月14日  カテゴリー:故障・修理・トラブル・障害

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同一機種が同じ時期にHDD故障

一日違いで、VAIO TypeF VGN-FS22BとVGN-FS30Bの故障対応をしました。

症状はどちらも、「起動に時間がかかる」、「起動後も動きが遅い」などでした。

結論からいうと、ハードディスクの物理的な障害でした。ハードディスクの読み込みエラーが多発していました。

どちらのVAIOも東芝製MK8025GAS(2.5インチIDE、80GB)でした。

同時に修理に来たVAIO TypeF VGN-FS22BとVGN-FS30B  
同時に修理に来たVAIO TypeF VGN-FS22BとVGN-FS30B   東芝製MK8025GAS(2.5インチIDE、80GB)

 

遅くなる原因は、ハードディスクのリードエラーのためにリトライをくり返し、パフォーマンスが落ちるからと思われがちですが、実際は違います。

Windows2000やXPは、ハードディスクのリードエラーが既定回数以上起こると、ディスクとメモリーとの転送速度を徐々に遅くしていきます。たとえば、ウルトラDMAモード5だったものが、モード4→モード3と下がっていき、最終的には、DMAをやめてしまい、PIOモードになってしまいます。PIOモードになってしまうと、転送速度もさることながら、CPUが介在するようになるため、実効速度はさらに遅くなってしまいます。体感的には、古いCD-ROMドライブからデータを読み込んでるようなスピードです。詳細は、「文書番号: 817472 複数回のタイムアウトまたは CRC エラーの発生後 IDE ATA および ATAPI ディスクで PIO モードが使用される」などをご覧ください。

 
ハードディスクがPIOモードになっている   正常時は、ウルトラDMAモード5

 

イベントログを見てみると、毎日のようにdiskエラーが出ていたのが分かります。

ハードディスクのDiagnosticsテストを流すと、「Uncorrectable CRC or ECC error」が多発しています。

 
イベントログのエラー   Uncorrectable CRC or ECC error多発

 

両方のパソコンともリカバリーCDは、作成していなかったそうですので、まずは、瀕死状態のHDDからリカバリーCDの作成です。VGN-FS22Bのほうは、作成できましたが、VGN-FS30Bは、エラーになってしまいました。HDDバックアップソフトでリカバリー領域を抜き出そうとしましたが、こちらもセクターリードエラーとなってしまいました。

リカバリーディスクなしということで、OEM版のWindowsXPからのインストールとなってしまいました。このような場合、プロダクトキーは、パソコン本体に貼られたプロダクトシールのものを使用すれば、ライセンス的には問題ないと思います。

ドライバーは、VAIOのサイトから最新のものを入手して何とかなりますが、付属ソフトなどは、提供されていないものが多いので、あきらめてもらうことになります。(個人的には、そのほうがスッキリしてていいと思いますが・・・)

 

内容 費用
2.5インチ 160GB HDD
7,000.-
工賃(データ救済、OS再インストール、アップデート、アプリインストール等)
15,000.-
合計
22,000.-

 

 

 

2009年03月22日  カテゴリー:データベース

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Cosmos-7 LPG販売管理システムからデータを抽出したい

ガスの販売・工事をしているお客さんから、「コスモスという販売管理ソフトを使ってるけど、エクセルで使いたいデータがあるが、帳票の印刷しか対応してなくて困ってる。なんとかならないか。」という相談を受けました。販売元では、パッケージソフトのため、個別対応はしてくれないそうで、帳票のものをExcelに手打ちで入れるには、データ量が多すぎて、とても無理とのこと。

この手のパッケージソフトは、データベースも独自のものを使ってることが多く、手の出しようがないのですが、調べてみると、Cosmos-7は、MSDE2000というデータベースを使っていることが分かりました。

MSDEは、Microsoft社のSQLサーバ機能限定版のようなもので、無償で使用できるデータベースソフトです。

Microsoft Officeに含まれているACCESSなどのデータベースソフトから利用できるので、データの抽出なども比較的簡単にできます。

ACCESSからMSDEを使うには、MSDEのユーザIDとパスワードが必要です。Cosmos-7を導入したSE会社に聞いてみましたが、門前払いです。

しょうがないので、勝手にMSDEへユーザを追加して、使えるようにしてしまいました。管理者権限のユーザIDとパスワードも教えてもらえないので、SQLサーバなどではお手上げですが、MSDEの場合は、抜け穴があります。操作手順を簡単にメモしておきますので、MSDEを使いたい方は、参考にしてください。

Cosmos-7のパソコンから、コマンドプロンプトを起動します。

C:\>osql -E

ユーザID:cosmos、パスワード:passwordを作成

1> sp_addlogin 'cosmos','password','master'

2> go

1> sp_adduser 'cosmos'

2> go

1> use cosmos7

2> go

ユーザID:cosmosには、データベース名:cosmos7に全ての権限を与える

1> sp_grantdbaccess 'cosmos'

2> go

1> sp_addrolemember db_owner,'cosmos'

2> go

1> quit

上記操作で、ユーザID:cosmos、パスワード:passwordには、データベース名:cosmos7に全ての権限を与えるようにしました。

以下ACCESS2003から、cosmos7パソコンのMSDE2000に接続する例です。

1.新規作成をクリック

2.プロジェクト(新しいデータ)を選択

3.保存先を選んで、適当なアダプタ名で作成

4.「Microsoft SQL Server データベース ウィザード」は、即キャンセル

5.ファイル(F)メニューから、接続(T)を選択

6.「データリンク プロパティ」ダイアログが表示される。

サーバ名は、Cosmos-7パソコンのコンピュータ名か、IPアドレスを入力する。

ユーザ名とパスワードは、先ほど作成したものを入力。

「パスワードを保存する(S)」をチェック。

「サーバ上のデータベースを選択する(D)」のコンボボックスから「cosmos7」を選ぶ。

「接続のテスト(T)」をクリック。

7.「接続のテストに成功しました。」が出れば、OK。

駄目なときは、サーバ名のコンピュータ名にpingを投げてみて、応答があるか無いか確認。

Cosmos-7パソコンとACCESSのインストールしてあるパソコンのファイアウォール設定の確認などをする。

8.「ファイルに保存する前にパスワードは、暗号化できません。」は、

「パスワードの保存(S)」をクリックする。

9.テーブルの一覧が表示される。

あとは、クエリ(SQL)で必要なデータを抽出して、csv形式やExcel形式にエクスポートすれば、自由に加工や集計ができます。

たとえば、特定の属性をもった顧客の年間売上合計などは、「売上請求明細」テーブルと、「顧客マスタ」テーブルからクエリを作ってあげます。

このお客様の場合、ガス顧客毎の年間売上を集計したいとのことでしたので、簡単なフォームとVBAでデータを抽出して、csv形式でエクスポートするプログラムを作成しました。

システム構築料金は、6万円(15人時)でした。

 

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